18-19シーズン エリオット資本になったミラン
前回はベルルスコーニの終末から中国資本までの時代を語ってきました。
今回は、財政破綻した中国資本からミランの株式を買い取ったエリオット・マネジメント(以下エリオット)の説明をしながら19-20シーズンを考えていきましょう
業績に苦しむ企業に投資し失敗すれば訴訟を起こし、資本を奪いに行くというスタイルの会社です。
最も代表的なのはアルゼンチン政府との訴訟問題ですが、今回は省略します。
さて、中国資本からミランを手に入れた昨シーズン、モンテッラを途中解任しミランのレジェンドの1人であるガットゥーゾが就任。
ガットゥーゾが就任したことにより、特にチャルハノールが生き生きとプレイ出来るようになったのは印象的でした。
しかし、戦術が基本的に4-3-3で右のスソを起点としたものばかりの為、スソを止められると一気に状況が悪化します。
また序盤は、チェルシーからレンタルしたバカヨコも戦術理解に苦しみ、単純にフィジカルだけの選手でした。
劇的に変わったのは、18-19シーズンも後半戦近くになってきてからでしょうか?
バカヨコ が徐々に戦術にフィット、更に冬にピョンテク とパケタを獲得出来たのは大きな一歩でした。
しかし、インテルとのミラノダービー敗戦を境に、順位を下げていきます。
一時は3位〜4位争いを繰り広げていましたが、ダービーでの影響がその後も続きバカヨコ やケシエの問題行動にも繋がっていきました。
最終戦付近で徐々に復活してきましたが、結局アタランタがCL出場権を獲得し5位でシーズンを終えます。
さて、19-20はどうでしょうか?
次回は、監督を含め現在までのメルカートについて説明していきます。