World Soccer Diary

元サッカー記者がミラノから送るFootballWebマガジン

JUVENTUS サッリが考える新スタイル

サッリが考えるユベントスの新スタイルとは、どんなものだろう?

 

まず、ユベントスが本来求めていた監督は、サッリではないと私は考える。

なぜか?

アッレグリを切ってまで、サッリ?というのは単純な発想ではあるが、疑問を感じるからだ。

では、アッレグリを切ってまでユベントスが求める監督人事のトップは誰だったのか?

 

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おそらくだが、彼だろう。

マンチェスターCのグアルディオラ監督だ。

 

以前、ユベントスの首脳陣がこのような発言をしたことがある。

「スペクタルな戦術で世界中のファンにアピールする攻撃的なスタイルを打ち出す時期だ」

この発言内容と前ページの監督リストを照らし合わせると、グアルディオラが招聘リストのトップに来るだろう。

しかし、招聘が難しいと判断し、グアルディオラに次いで親和性が高いサッリを選択したものと考える。

チェルシーと問題を抱えていたのも好材料だった)

 

では、タイトルに戻ろう。

サッリのスタイルは、戦術的な約束事が多く選手に自由な発想よりタスクの遂行を求められことが多い。

これは、今までのユベントスの監督だった、アッレグリやコンテとは違うタイプだろう。

この新スタイルによって、国内リーグ優勝はもちろんのことCL優勝を目指していく。

 

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しかし、もちろん問題もある。

チェルシーと同じ過ちを繰り返さないか?ということだ。

チェルシーでは、途中から選手が指示を聞かなくなりアザール等のワールドクラスの個人技に頼ってなんとか勝っていたという現状を、ユベントスで繰り返すとシーズン途中解任もありうる話だろう。

 

来季は、Cロナウドを筆頭にラムジーや移籍間近?と言われるPSGのラビオ等、サッリのスタイルとの融和に多くのユベンティーニは、どう見ているのだろうか?

メルカートが閉まるまで様子を見てみよう。