World Soccer Diary

元サッカー記者がミラノから送るFootballWebマガジン

ミランvsヴェローナ 代表ウィーク明けの敗北神話に終止符を打てるか??

9/16 ミランvsヴェローナ戦がStadio Marc'Antonio Bentegodiで開催

ミランにとっては、代表ウィーク明けの試合は相性が悪く16-17シーズンのキエーヴォ戦を最後に勝利がない。

 

ミラン:フォーメーション

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4-3-2-1

4-3-3で挑むものと思っていたが、クリスマスツリー型の4-3-2-1に変更

1トップのピョンテク の下にはパケタとスソが入る

 

ヴェローナ:フォーメーション

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3-4-1-2

昨シーズンのアタランタから流行し始めた3バックを導入

攻撃的な布陣でミランを攻略出来るだろうか?

 

前半序盤にミランはピンチを迎える

右サイドから侵入を許し、シュートに持ち込まれるがポストに弾かれる。

弾かれたボールをゴール前に詰めていたザッカーニにバイシクルを打たれるがドンナルンマ正面でキャッチに成功。

 

 

その数分後にミランのビリアとヴェローナのステピンスキが接触

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ステピンスキの蹴り上げた足裏がビリアの顔面に当たり、イエローカードが提示されたがVARにてレッドカードに変更。

 

その後はヴェローナが自陣に引きこもり、ミランが攻め込むシーンが多くなるが、ピョンテク ・パケタの2人にイエローカードが提示されてしまう。

 

前半戦は、その後動きがないままハーフタイムを迎える

 

ハーフタイム終了後すぐにパケタとレビッチが交代。

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レビッチは、ミラン初試合になる。

 

レビッチ投入後は、左サイドからの侵入が謙虚に現れる。

レビッチのスピードに相手選手がついてこれず、ヴェローナ自陣のゴール前の連携が乱れ、ミランのPK奪取に成功

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ピョンテクがPKを決め、1-0になる。

 

その後もヴェローナ側はイエローカードが連発に出る中で、終了間際でミランに不幸が訪れてしまう。

86分にレビッチがイエローカード

そして、アディショナルタイム94分にカラブリアにレッドカードが提示。

カラブリアの絶望的な顔が印象的でイタリアの新聞には、ムンクの叫びの様だと掲載されている)

 

ゴール前近くからヴェローナがFKを蹴るがゴール左横でミスキック

そのまま試合終了となる。

 

今回は、内容的にそこまで中身が濃い試合と言えないだろう。

ヴェローナ側がレッドカードを受け自陣に引きこもりカウンター主体に変更になってからも、ミラン側に切り崩す手段があまりなく、後半戦直後にパケタからレビッチに変更されている。

また、新規加入選手が現在べナセルとレビッチだけになっており、このままでは今回のメルカートは失敗になってしまう。

 

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そして次戦は、ミラノダービー

マンチェスターUから獲得したルカク・サンチェスを抱え込むインテル相手にミランがどう対応するのか、期待したい。

もし修正案を加えなければ、インテルの一方的な試合内容に成りかねないだろう。